パッツィは重要犯罪人のハンニバル・レクターを調べているうちに、メイスン・ヴァージャーの情報提供者に対する懸賞金について知る。
フィレンツェ警察内での地位を失いかけているパッツィにとってその懸賞金の300万ドルは魂を悪魔に売るのに十分な額であったようである。
祖先と同じ運命をたどる
パッツィはスリのニョッコの命と引き換えに、ハンニバル・レクターの指紋を手に入れ懸賞金を得たが、彼はハンニバルの本当の恐ろしさを知らなかった。
自身の目で懸賞金を確かめた同じその日の夜に開かれたフィレンツェ室内楽団のコンサート会場で、ハンニバル・レクターはパッツィが自分をメイスン・ヴァージャーに売った事に気がつくのである。
リナルド・パッツィはハンニバルがフェル博士として最後の公演を行った後に、ハーピーナイフで腹を切られ、大型床磨き機の電気コードで首を巻かれて、ヴェッキオ宮殿から吊るされ、メディチ家暗殺に失敗した祖先と同じようにはらわたを路上にぶちまけ、絶命したのである。
なお、パッツィが受け取るはずの懸賞金は妻のラウラ・パッツィが手にしたと思われる。

