貴重なブロン産の牡蠣
もともとはフランスのブルターニュ地方南部のブロン河口で養殖されている牡蠣を指すが、今ではブルターニュ地方で産出されるヨーロッパヒラガキのことを指す。
ブロン産のヨーロッパヒラガキは日本の牡蠣と種類が異なり、全体の形が丸く平たいのが特徴。
ヨーロッパヒラガキはもともとフランスに自生していたのであるが、乱獲により生育数が激減してしまった。
フランス全体で牡蠣の生産量は約14から15万トンであるが、そのうちヨーロッパヒラガキは2000トンしかなく高級品である。
味はほかの牡蠣と比べ濃厚で、わずかに苦味があるといわれている。
このため合わせる白ワインも力強いものになり、美食家のハンニバル・レクターはバタール・モンラッシェを良く選んでいる。