略奪品を売りさばいていたペトラス・コルナス
ペトラス・コルナスはグルータス一味の中で多少なりとも美術品や貴金属類の知識があったようである。
そのた、第二次大戦中に略奪した美術品を闇で売りさばく役目を負っていた。
略奪した美術品の中にはレクター城から持ち去った物もあり、その一つが水墨画を画商に売り生活費の足しにしていたハンニバルの目に留まったことは幸運であった。
ハンニバルがポピール警視に伝えた情報により、レクター城から持ち出された絵画の一部は略奪者の手から開放されたのである。
怪物と呼ばれた医学博士ハンニバル・レクターについて、生い立ち、嗜好、関係者などをトマス・ハリスの原作小説を基にまとめた資料室です
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ペトラス・コルナスはグルータス一味の中で多少なりとも美術品や貴金属類の知識があったようである。
そのた、第二次大戦中に略奪した美術品を闇で売りさばく役目を負っていた。
略奪した美術品の中にはレクター城から持ち去った物もあり、その一つが水墨画を画商に売り生活費の足しにしていたハンニバルの目に留まったことは幸運であった。
ハンニバルがポピール警視に伝えた情報により、レクター城から持ち出された絵画の一部は略奪者の手から開放されたのである。
ペトラス・コルナスはフランスでクリストフ・クレベールと名乗り、パリ郊外のフォンテンブロー近くでレストランを経営していた。
表の顔は美食家にしてカフェのオーナーであり、毎週日曜日に協会へ祈りに行く二児の父でもあった。
しかし、紫夫人と入ったそのカフェでハンニバルは、コルナスの娘カテリーナが妹ミーシャの腕輪を着けていたのを見逃さなかった。