妹ミーシャ殺害の一味
ハンニバル・レクターの二人目の犠牲者は1945年の冬にレクター家の狩猟ロッジを襲撃し、飢えをしのぐために妹ミーシャを殺害した後に食した一味の一人、エンリカス・ドートリッヒだ。
ドートリッヒの指は火傷によりくっついてしまっているが、そのことをハンニバル・レクターはミーシャ殺害というぬぐい去ることのできない記憶とともに覚えていた。
怪物と呼ばれた医学博士ハンニバル・レクターについて、生い立ち、嗜好、関係者などをトマス・ハリスの原作小説を基にまとめた資料室です
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ハンニバル・レクターの二人目の犠牲者は1945年の冬にレクター家の狩猟ロッジを襲撃し、飢えをしのぐために妹ミーシャを殺害した後に食した一味の一人、エンリカス・ドートリッヒだ。
ドートリッヒの指は火傷によりくっついてしまっているが、そのことをハンニバル・レクターはミーシャ殺害というぬぐい去ることのできない記憶とともに覚えていた。
ハンニバルは狩猟ロッジでの妹ミーシャ殺害で強い精神的ショックを受け、いつしかその復讐をすることを心に決めたようである。
家庭教師のヤコフ先生に「記憶の宮殿」と呼ばれる記憶法を学んでいたハンニバルは、ミーシャを殺害した者達の顔はしっかりと記憶しているが、精神的ショックからそのほかの記憶を掘り起こせないでいた。
しかし終戦後パリで医学生であったころにハンニバルは、偶然に解剖用の献体となる死刑囚に最後の尋問をするポピール警視が使う記憶を呼び戻す薬物の存在を知り、それを用いて復讐のために必要な情報が狩猟ロッジに残されてることを思い出し、故郷リトアニアに入国することを決意する。
エンリカス・ドートリッヒの殺害方法は、幼い頃レクター城で飼われており第二次大戦の戦火も生き延びた馬シーザーに首を引きちぎらせるという方法で行われた。1951年、ハンニバル・レクター18歳の頃である。
殺害後ハンニバルは頬肉を切り取り、バーベキューにして食べている。